記録的なイカの不漁 2017年2月10日

2017.2.10

函館の沿岸部周辺では、ここ数年前から話題に上がってましたが、とうとう昨年度のスルメイカ水揚げ量が過去30年で最低の6万トン台にとどまってしまいました。
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これは前年を40パーセントも下回る数値なのです。
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原因は海水温の上昇など言われてますが、はっきりとした事はわかっていません。
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魚価高騰の中、1月でイカ漁も終了したため、今後も市場に出回ることは更に減って行く事は避けられません。
イカに限らずサンマや鮭など多くの魚種が陥っています。
しかし一方ではマイワシなどは水揚げが回復している魚種もあります。
(これまた数年前では高級魚イワシのイメージでしたね)

漁業者の中では「育てる漁業(養殖)」へ転換を勧める動きも出ています。
また、函館市の中小企業向けの融資制度でイカ加工業者に特別に金利軽減措置を始めたとの報告もありました。

新鮮な海産物の街『函館』では、市民はもとより訪れて下さる観光客の皆様のためにも、水揚げ不振の原因究明や行政、業界が一致団結して対応して行く事が大事なのだと感じます。
イカに限らず魚達が非常に賢くなって、海深くに逃げている、、、なんて冗談のような噂もなんだか真実に思える昨今です。
私も引き続き調査してまいります。
(´・Д・)」いかさーーーん

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出村ゆかり