函館市民会館について

2016.7.31

函館市民会館は今年で45歳を迎えます。建築物の中では高齢化トップに位置しますし耐震基準もクリアできておりません。今年に入り私の所属する「総務常任委員会」において‘耐震改修工事‘か?‘新築建て替え‘か?と議論が交わされてきました。
確かに新築建て替えは誰もが望むところです。函館の文化の顔でもある市民会館が使い勝手悪く放って置かれることを喜ぶ人はいないと思います。しかしながら、財源を確保できなければこれは話が全く別物。新聞報道にもあるとおり、合併特例公債の期限も迫っておりますし、新築建て替えとなると条件に合わなければ交付金の対象から外される可能性も出てきているからです。今回の耐震改修工事見直し案は、バリアフリー化がふんだんに盛り込まれ、大ホールにはエレベーターも設置されます。また女子トイレもいままで14カ所だったものが28カ所と倍に増設されるのです。ただこの耐震改修工事も20年後にはまた見直しが必要となるものなので、将来どの程度のコストがかかるのか試算を出すことが未来を担う若者たちへのせめてもの義務であると思います。
まずは9月の補正予算で具体的に内訳が提案されますのでまたしっかりと議論を重ねて市民のための会館と生き続けるよう取り組みたいと切に思っております。

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