2017.3.19
おはようございます 春のお彼岸まっただ中、三連休の方も多いかとおもいます。
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突然ですが、オリンピックの選手などが、ゴールテープを切る時って、胸を広げ手をあげる勝者のポーズ、何度目にしても感動する力強いポーズですよね。
このようなポーズは、生まれつき盲目の選手がゴールする際にも見られます。
生まれ持った意味のあることだと考えられ、研究が進んでいるのだそうです。
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ハーバード大学の社会心理学者エイミー・カディが行った調査によると、ハイパワーポーズ(力強いポーズ)をたった2分間とるだけで、体内に明らかなホルモン変化が見られ、脳の状態が変わることがわかりました。
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実験で行われた具体的なハイパワーポーズは、“両足を開いて立ち、手を腰にあて、胸を開いて立つ”というものや、“背を倒せる椅子にのけぞり、両手をあげて、胸を開く”といったものがありました。
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反対にローパワーポーズ(力の弱そうなポーズ)としては、“身体をまるくして膝を揃えて座る”というものや、“足をクロスして立ち、両腕で自分を抱きしめるように身体をまるめる”といったものがありました。
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実験の結果、ハイパワーポーズをとった人たちのほうが、ローパワーポーズをとった人たちよりも、支配的なホルモンであるテストステロンの増加が見られ、ストレスホルモンであるコルチゾールの減少が見られました。
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ハイパワーポーズをとった人たちは、主張的になり、自信がアップし、ストレスが低減しましたが、反対にローパワーポーズをとった人たちは、内気になり、ストレスに敏感になったのです。
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このようなホルモン変化は、20分程度もつそうなので、大事な打ち合わせや気の重い営業活動があるときは、早めに現場に到着し、場所を探し、ハイパワーポーズの時間をとるという方法で、乗り切ってしまえばいいですね。
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たった2分間。
もし足りないのならばあと数分、家を出る前に、ハイパワーポーズをするだけでも、通勤のストレスも減り、やる気がアップします。
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朝目が覚めたときに、ベッドに横になったまま大きく伸びをして、そのまま腕をガッツポーズにし、しばらく過ごすのもおすすめです。
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私たちの多くは、パソコンに向かい、猫背で仕事をしています。 これはまさにローパワーポーズです。
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落ち込みそうになったら、デスクで胸を広げ伸びをしてみるだけでも、気分が変わります。
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カナダの心理学者ヴァネッサ・ボーンズらが行った実験は↓
参加者に血圧計による圧迫で痛みを加え、不快に思うタイミングでストップをかけるという実験をしました。
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すると、ハイパワーポーズをとった人たちのほうが、ローパワーポーズをとった人たちよりも、痛みに耐えられる値が上昇しました。
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力強い態度をとると、こころの痛みだけでなく身体の痛みにも強くなれるのですね。
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主張的になり、自信がアップし、ストレスも低減、体の痛みにも強くなれるなんて、まさに、ヒーローに変われるポーズですね。
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http://ameblo.jp/hiroo117/より 晴香葉子氏は同書の中でこう語っています。
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「くつろいだ姿勢で、キリッとした表情ができるか試してみてください。 少し難しいですよね。
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ピシッと起立した状態で、だらしない表情をするのも難しいものです。
姿勢・表情・気分は、同調しています。
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表情を含む身体の状態とこころの状態がちぐはぐであると、とたんに変な感じがしてくるのです」
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「ヒトは悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」という心理学者の有名な言葉がある。 姿勢や表情と、心や気分は同調している。
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逆にいうなら、無理にでも「笑えば、楽しくなったり、元気になる」ということも言える。 日頃の姿勢や表情はとても大事!
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最近、元気がないなぁ、と感じたら… 笑顔で、ハイパワーポーズを試してみたいです!
いつもありがとうございます
出村ゆかり